私の想い
〜ピアノの楽しさを伝えたい〜
私は物心ついた頃から、自宅ではいつもピアノの音が聴こえていました。ピアノ講師である母の元に毎日生徒さんが訪れ、幼少期は母の出張レッスンにも一緒について行き、母がレッスンしている間、年上のお姉さん達に一緒に遊んでもらっていました。
しかし「娘を音楽の道に進ませたい」という母の想いが強かったため、自宅では幼少の頃から毎日泣きながら練習をしていた記憶しかありません。
毎日何時間も練習をしていました。小学校の頃には一人で新幹線に乗って東京へレッスンに通い、夏休みは講習会に参加したり、海外からいらした先生の公開レッスンを受けたり、今思えばとても特別な経験を沢山させてもらっていたと思います。そのお陰で、音高・音大と進学し、夢だった音楽留学まででき、今このように演奏家、指導者として活動できています。
しかし、私のような特別な経験をしなくても、ピアノは弾けるようになります。楽譜が読めなくても、ピアノは鍵盤を押せば音が出る最も簡単な楽器です。そして10本の指を最大に使い、同時に10音を奏でられる楽器でもあります。
「あのアーティストの歌をピアノで弾いてみたい」そんな思いも、ピアノ1台で叶えられてしまうのです。
初心者の方にも、音楽家を目指す上級者の方にも、私の想いはただ一つ。
「ピアノを楽しんでほしい」
「音楽」は「音」を「楽しむ」ものです。
私は自分が思い描く「音」を奏でられた時、涙が出るほど嬉しくなります。
そんな思いを皆さんにも感じてもらいたいと思っています。
「この曲を弾いてみたい!」その思いが達成できた時、きっと今までに感じたことのない喜びを感じられるでしょう。
生徒さん自身がピアノが弾ける喜びを感じた時、まさにその時が成長できるチャンスです。
ピアノで表現できることは無限にあります。そして素敵な作品が沢山あります。私は演奏を通じて、ピアノの素晴らしい世界を伝えていきたいと思っています。